そろそろ、土用の丑の日が近づいてきましたね。
今年2021年の丑の日は7月28日(水)だそうです。
最近あまりにも暑いので、写真は涼しげな川にしてみました。
毎年鰻を食べるのが楽しみな時期でもあります。
東洋医学的にも、元気が出ない土用の期間はなるべくゆったり過ごすことが大事だったり、元気の出る鰻を食べるのは非常に良いことだと思います。鰻にはビタミンA、B1、B2、E、D、カルシウム、鉄分、亜鉛、DHA、EPA、コラーゲンなど数え切れないほどの栄養素がたっぷり。最近は数が減ってきていたりするので自然の恵みに感謝しながら美味しく頂きたいですね。
まず、土用とは??
四季の四立(しりゅう)前の期間約18日間を「土用」と言います。
春の「立夏」が5/5なら、4/17~5/4までが「春の土用」
夏の「立秋」が8/7なら、7/20~8/6までが「夏の土用」
秋の「立冬」が11/7なら、10/20~11/6までが「秋の土用」
冬の「立春」が2/4なら、1/17~2/3までが「春の土用」
日本の暑い夏の時期を乗り切るためにウナギを食べる慣習が始まったのは、遠い昔、万葉集で有名な「大供家持(おおとものやかもち)」が仲の良い石麻呂さん(本名は吉田老(よしだのおゆ))がやせているのをからかって詠んだ一首があることから、奈良時代(710年~794年頃)には食べていたようです。
「石麻呂にわれ物申す 夏やせに良しといふ物そ 鰻取り食(め)せ」(巻十六 三八五三番歌)(石麻呂に私は申し上げたい。夏やせによいというものですよ。鰻をとって召し上がりなさい。)他にもまだ1首、石麻呂さんをからかっているのがあるようです。本当に仲が良かったのでしょうね。
暑中と寒中の土用の「丑の日」にウナギを食べるようになったのはもっと後の時代、江戸時代、安永・天明時代(1772年~1788年)に始まったとされています。(「明和誌」青山白峰:著)
私も調べる時に、江戸時代にウナギを食べさせるの流行らせたとされる平賀源内説をうっかり信じてお客様にも話してしまったのですが、あれはどうやら都市伝説のようですね。文献として証拠がないようです。なかなか面白いと思ったのですが。
栄養豊富な鰻で元気いっぱい暑い夏を乗り切りたいものですね!
さてさて、お知らせです。
次回予約をご来店日の会計時にしていただいたお客様には、次回の施術代から1000円オフを実施したいと思います。定期的にお越しいただく特典とさせていただきます。8月のご予約分から実施したいと思います。7月ご来店時に既にご予約いただいているお客様には自動で適用していますのでご安心くださいね。
8月はおそらくとても暑い日が続きますので皆様お身体ご自愛ください。
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